2009.4.22設置
『今日からマ王』メインです。
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第四話 意地悪な眼鏡の彼
※掛けると、鬼畜になってしまうという禁断の眼鏡をなぜか掛け続けるコンラッド。そんなコンラッドの鬼畜な行動に、ユーリが翻弄され続けるお話です。
俺は、確かにあの日のちょっとばかり、いや、かなりきちゃってるコンラッドのことも大切なコンラッドだといった。確かに、そうだけど。
でも、でも、最近のコンラッドはあの眼鏡を掛け続けている。
どうやら、あの眼鏡をかけるとかなりの鬼畜な性格にかわるということは、俺にも分かる。
何やら、妖しい男にもらったのだとか。
そんな妖しいものを、かけるなよ・・・・。そんなに、ストレスが貯まっていたのか、コンラッド~~。
でも、このままでは血盟城の平和も危うい。眼鏡コンラッドと、大賢者村田の相性は最悪でいつも二人の周りには暗雲がたちこめている。
よし、今日こそは、俺がコンラッドに眼鏡を外すようにお願いしてみよう。いつも、惨敗しているのだけど・・・。
中庭を歩いているコンラッドの姿が目に入る。すらりと伸びた長身、陽光に反射して光る眼鏡が知性をかもし出す。でも、見惚れてる場合じゃないんだ。
「ちょっと、コンラッド、話があるんだけど~」
勇気を振り絞って、コンラッドに駆け寄る。俺は、落ちている石ころにつまづいて、身体のバランスを失う。まるで、これからよくないことが起きるような不吉な予感。
うわ、顔から地面にぶつかる!!
そう思った瞬間、俺の身体の下には硬い地面ではなくコンラッドがいた。さすが、コンラッド。俊敏な身のこなしには、いつも惚れ惚れしちゃうよ、本当。
「あ、ありがとうな、コンラッド」
「どういたしまして、ユーリ」
眼鏡の奥の瞳を妖しく細めてコンラッドは言う。な、なんて顔するんだよ。俺、また今日も眼鏡を外させることに失敗しそうな予感・・・・。
「うわ!!」
ぐらり・・と景色が瞬時に反転する。
コンラッドが、素早く俺を四肢の下に組み敷く。コンラッドの頭上には、太陽の陽射しが眩しく降りそそいでいる。眩しくて、俺は目を細める。
「んっ・・・!!」
その、一刹那にコンラッドは俺の唇を奪う。まるで、人目を気にする様子もなく大胆に、性急に。彼は、俺の唇を自身の唇ですっぽりと覆う。
彼の突然の行動に、俺は反撃する機会も与えられずにされるがままになってしまう。
「ちょ・・んんぅ・・・と、コンラッド・・はぁっ・・やめ・・ろ。・んうっ・・・」
こんな、昼間から庭でキスして人目についたらどうするんだよ!俺は、なんとかコンラッドの腕の中から逃げようと身をよじる。けれど、その度にいっそう強く抱きしめられて羽交い絞めにされてしまう。
「あれ、ユーリが物欲しそうな顔をして、俺に抱きついてきたんですよ。それなのに、あなたから逃げるんですか・・・・。いけない人だ」
コンラッドは、低く淫靡に響く声で俺の耳元で囁く。俺は、言葉で攻められて、ぞくりと全身が粟立つ。
僅かな俺の変化を見逃さなかったコンラッドは、俺の首筋に軽く噛み付く。
「やっ!!」
くすぐったさと、快感が混ざって、身体の奥がじんと痺れる。間髪を入れずにコンラッドが俺の制服の裾から手を入れる。衣服の中で、冷たいコンラッドの手がじかに俺の肌を撫で回す。コンラッドの巧みな手技に、翻弄される。
「はっ・・・やめ・・・て、コンラッド・・・・何でも言うこと・・・・っ。聞く・・・・から・・・」
ここが、いつ誰がくるかもわからない庭なのに、俺を辱め続けるコンラッド。何とか、赦してもらおうと必死で訴える。
ようやく、俺の願いを受け入れてくれたのか、衣服の中から手がそろりと抜かれる。ちらりと、彼を見やる。するとコンラッドは、ひどく淫らな表情を浮かべていた。胸騒ぎがする。
「今、何でもお願いを聞くといいましたね。では、今晩貴方の護衛役としてお部屋に一晩お伺いしますので」
彼は悪戯に微笑むと、衣服の乱れを直す。俺は呆然と彼を見つめていた。彼は、そんな俺の手を引っ張って立ち上がらせる。
すると、きつく胸の中に抱きしめられる。コンラッドは、身体の芯に響くような低く魅惑的な声で囁く。
「もちろん、どういう意味かわかりますよね?」
彼はふふ、とほくそ笑む。眼鏡が陽光を受けてキラリと光る。そして、颯爽と去っていく。まるで、何事も無かったかのように。
あぁ、またいつものパターンだ・・・・。惨敗!眼鏡コンラッドの『眼鏡を外させよう計画』は見事に打ち砕かれた。
第四話 =完
※掛けると、鬼畜になってしまうという禁断の眼鏡をなぜか掛け続けるコンラッド。そんなコンラッドの鬼畜な行動に、ユーリが翻弄され続けるお話です。
俺は、確かにあの日のちょっとばかり、いや、かなりきちゃってるコンラッドのことも大切なコンラッドだといった。確かに、そうだけど。
でも、でも、最近のコンラッドはあの眼鏡を掛け続けている。
どうやら、あの眼鏡をかけるとかなりの鬼畜な性格にかわるということは、俺にも分かる。
何やら、妖しい男にもらったのだとか。
そんな妖しいものを、かけるなよ・・・・。そんなに、ストレスが貯まっていたのか、コンラッド~~。
でも、このままでは血盟城の平和も危うい。眼鏡コンラッドと、大賢者村田の相性は最悪でいつも二人の周りには暗雲がたちこめている。
よし、今日こそは、俺がコンラッドに眼鏡を外すようにお願いしてみよう。いつも、惨敗しているのだけど・・・。
中庭を歩いているコンラッドの姿が目に入る。すらりと伸びた長身、陽光に反射して光る眼鏡が知性をかもし出す。でも、見惚れてる場合じゃないんだ。
「ちょっと、コンラッド、話があるんだけど~」
勇気を振り絞って、コンラッドに駆け寄る。俺は、落ちている石ころにつまづいて、身体のバランスを失う。まるで、これからよくないことが起きるような不吉な予感。
うわ、顔から地面にぶつかる!!
そう思った瞬間、俺の身体の下には硬い地面ではなくコンラッドがいた。さすが、コンラッド。俊敏な身のこなしには、いつも惚れ惚れしちゃうよ、本当。
「あ、ありがとうな、コンラッド」
「どういたしまして、ユーリ」
眼鏡の奥の瞳を妖しく細めてコンラッドは言う。な、なんて顔するんだよ。俺、また今日も眼鏡を外させることに失敗しそうな予感・・・・。
「うわ!!」
ぐらり・・と景色が瞬時に反転する。
コンラッドが、素早く俺を四肢の下に組み敷く。コンラッドの頭上には、太陽の陽射しが眩しく降りそそいでいる。眩しくて、俺は目を細める。
「んっ・・・!!」
その、一刹那にコンラッドは俺の唇を奪う。まるで、人目を気にする様子もなく大胆に、性急に。彼は、俺の唇を自身の唇ですっぽりと覆う。
彼の突然の行動に、俺は反撃する機会も与えられずにされるがままになってしまう。
「ちょ・・んんぅ・・・と、コンラッド・・はぁっ・・やめ・・ろ。・んうっ・・・」
こんな、昼間から庭でキスして人目についたらどうするんだよ!俺は、なんとかコンラッドの腕の中から逃げようと身をよじる。けれど、その度にいっそう強く抱きしめられて羽交い絞めにされてしまう。
「あれ、ユーリが物欲しそうな顔をして、俺に抱きついてきたんですよ。それなのに、あなたから逃げるんですか・・・・。いけない人だ」
コンラッドは、低く淫靡に響く声で俺の耳元で囁く。俺は、言葉で攻められて、ぞくりと全身が粟立つ。
僅かな俺の変化を見逃さなかったコンラッドは、俺の首筋に軽く噛み付く。
「やっ!!」
くすぐったさと、快感が混ざって、身体の奥がじんと痺れる。間髪を入れずにコンラッドが俺の制服の裾から手を入れる。衣服の中で、冷たいコンラッドの手がじかに俺の肌を撫で回す。コンラッドの巧みな手技に、翻弄される。
「はっ・・・やめ・・・て、コンラッド・・・・何でも言うこと・・・・っ。聞く・・・・から・・・」
ここが、いつ誰がくるかもわからない庭なのに、俺を辱め続けるコンラッド。何とか、赦してもらおうと必死で訴える。
ようやく、俺の願いを受け入れてくれたのか、衣服の中から手がそろりと抜かれる。ちらりと、彼を見やる。するとコンラッドは、ひどく淫らな表情を浮かべていた。胸騒ぎがする。
「今、何でもお願いを聞くといいましたね。では、今晩貴方の護衛役としてお部屋に一晩お伺いしますので」
彼は悪戯に微笑むと、衣服の乱れを直す。俺は呆然と彼を見つめていた。彼は、そんな俺の手を引っ張って立ち上がらせる。
すると、きつく胸の中に抱きしめられる。コンラッドは、身体の芯に響くような低く魅惑的な声で囁く。
「もちろん、どういう意味かわかりますよね?」
彼はふふ、とほくそ笑む。眼鏡が陽光を受けてキラリと光る。そして、颯爽と去っていく。まるで、何事も無かったかのように。
あぁ、またいつものパターンだ・・・・。惨敗!眼鏡コンラッドの『眼鏡を外させよう計画』は見事に打ち砕かれた。
第四話 =完
第四話 裏面 鬼畜なコンラッド
※第四話からの続きです。18歳以上推奨です。鬼畜と言っても緩めです。
結局、俺は今日もコンラッドから眼鏡を外すことに失敗した。
そして、あろうことか、眼鏡コンラッドと一晩過ごすことになってしまった。
夕食のとき、眼が合う度に、コンラッドが意味深な顔で微笑んできた。
俺は、そのたびにフォークとナイフを落としてしまった。
その都度、ヴォルフラムに『どうした?ユーリ、誰かと決闘したいのか?!』と心配された。そうだった、眞魔国では、ナイフを投げ捨てると決闘を申し込むという意味になるんだった。危ない、危ない。って、そもそも、眼鏡コンラッドのせいなんですけど!
俺は、そわそわしながら、お風呂を済ませて、自室で待機する。
「何で、俺がこんな乙女の気分を味わわなきゃいけないんだ~!」
ガチャ!
思わず叫んだところに、コンラッドが笑いながら入ってきた。なんか、タイミングが良すぎるんですけど。
「あははは・・・。ユーリは、乙女のように俺との逢瀬を待ち焦がれていたんですね、可愛らしい人だ」
コンラッドは、ウィンクしながらこちらに近づいてくる。そして、何やらリボンで包んだ包装紙を持っている事に気がついた。
「何?その包装紙?プレゼントか何か?」
すっと、眼を細めて俺を見つめるコンラッド。
「これが・・・・・欲しいですか?」
「えっ、嘘!貰えるの?!欲しい欲しい!!」
俺は、深く考えずに返事をしてしまう。途端に、コンラッドが魅惑的な表情を浮かべる。
や、やばい、俺、返事を間違えたかも。
悪い予感は、的中した。だんだん、勘が優れてきたかも・・・じゃなくて!!
その包装紙の中には、フリル満載の、女の子用のメイド服が入っていた。
「仕方が無いですね、そんなに欲しいんなら、それ、ユーリにあげますよ。さぁ、着てみてください」
コンラッドは、悠々とベッドの上に腰を下ろすと、腕を組み、俺に着るように催促する。
き、鬼畜すぎるよ、眼鏡コンラッド~。
俺は、動揺しながら、拒否する。
「ご、ごめん、コンラッド。ちょっと、無理」
すると、コンラッドは、俺の顎を掴んで上を向かせながら、意地悪く微笑む。
「いいんですよ、それならそれで、また真昼間から庭で貴方を襲いますから」
「わ、わかったよ~、着るよ、着ればいいんだろ~!!」

意を決して、着替え終わった俺を、眼鏡のコンラッドは上から下まで絡みつくような視線で眺める。
ミディ丈のワンピースメイド服。襟元には、黒く愛らしいリボンが装飾されている。その周りには、花柄のレースが上品に施されている。全体に黒を基調としているが、襟、エプロン、袖口部分だけが白く、際立つ。エプロンの白リボンが後ろで縛られて、黒のスカートに映える。
袖口カフスにも、リボンとレースが可憐に施されている。スカートは、緩やかなプリーツが入り込み可愛らしい印象を与える。裾にも、小花の可愛らしいレースが縫い付けてある。
膝までのハイソックスは、真っ白で、膝周りに華やかなレースが重ね付けしてある。
「とても、よくお似合いですよ、ユーリ」
俺は、恥ずかしくてコンラッドと目が合わせられない。
「そ、そんなこというなよな」
コンラッドは、素早く俺を抱き寄せると、甘く耳元で囁く。
「まるで、本物のメイドさんのようですよ。ユーリ」
コンラッドは、俺の首筋にキスを落としながら、器用に襟元のリボンをするり・・・と解いていく。
コンラッドの流れるような一連の動作に、俺はされるがままになってしまう。
「んっ・・・やめ・・・・!」
コンラッドが、口角を上げて、意地悪に俺に微笑む。
「メイドは、主人のすることには、大人しく従うものですよ?」
眼鏡コンラッドが、暴走してるよ。だれか、助けてー。
突如、コンラッドが俺の上に覆いかぶさり、俺を羽交い絞めにする。
すごい力・・・・・・少しも動けない。コンラッドって逞しいよな・・・・じゃなくて!!
彼の大きくて、形のいい手が俺のスカートの中に侵入してくる。素早く下着を取り去ると、俺の隆起しかけているものを掴み上げる。
くすり、といやらしく微笑みかけるコンラッド。
「もう、感じてきているんですね・・・・男の癖に、こんな女装をして、感じちゃうんですか?へぇ・・・ユーリは変態だったんですね」
言葉で攻められて、俺は、羞恥に震える。
そ、そんな、服を着せたのは誰だよ~!!
俺は、言葉に出したくても、なぜか言えない。ただ、涙目で彼を見上げるだけ。俺はすっかり、コンラッドに弄ばれていた。
彼は、そんな俺を見つめると、眼鏡越しの瞳をすっと細める。
そして、俺の繊細な部分を、急激に扱き上げる。
突然の刺激についていけない俺は、悲鳴を上げる。
「うぁあああっ!!あっ・・・ああっ!」
規則的でリズミカルな、コンラッドの手の動きに、俺はすっかり翻弄されてしまう。
為すすべもなく、ただただ、彼から与えられる刺激に没頭する。
俺は、メイド服を着せられた恥ずかしい格好のまま、絶頂を迎えようとしていた。
刹那のとき、コンラッドの手が俺自身から離される。
俺は、早く欲望を解放してしまいたくて、コンラッドを潤んだ瞳で見上げる。
「おや、どうしたのですか?ユーリ。何か言いたいことがあるなら、主人にお願いしてもいいのですよ?」
コンラッドは、悪戯な表情を浮かべて、俺の瞼にキスを落とす。
俺は、操られるように言葉を紡ぐ。
「あ・・・あの・・・・手を・・・止めないで・・・・下さい」
コンラッドは、小さい子に間違いを正すように、人差し指を立てて左右に降る。
「いけませんね、ユーリ。主人にお願いをするときは、敬称を最後につけないと、ね?」
俺は、早く解放されたい一心で、再度コンラッドにお願いする。
「お・・ねがい・・・・します・・・ご、ご主・・・・人・・・・・さまっ」
俺は、恥ずかしさに、かっ、と全身が熱く火照る。
「よく、できました、ユーリ」
コンラッドは、優しく微笑んで、俺の頭を撫でる。
コンラッドの熱い唇が俺の唇を吸い上げる。侵入してきた、熱い舌で口腔内を蹂躙される。
同時に、著しく反応している俺の敏感な部分を刺激する。彼の形のいい手が、緩急をつけた、リズミカルな動きで再び俺を快楽の淵へと追いやる。
一度、じらされて、辱めを受けたことで、再び与えられる快楽はより深くユーリの身体を痺れさせてしまう。
「ああぁ・・・・すごい・・・・コンラッド・・・・上手すぎ・・・・ああぁ、もう・・・・・だめっ・・・・!!」
俺は、快楽に意識を手放す。解放された、俺の欲望は白濁色の液体となって黒いメイド服を白く汚していた。
はぁ、はぁ、と肩で息をする俺を悪戯な表情で見下ろしながら、コンラッドが言う。
「せっかくの衣装が汚れてしまいましたよ、ユーリ。罰として、これから、私に奉仕してください」
うつろな瞳で、コンラッドを見上げる。
「ほ、奉仕・・・・?」
にこり、と眼鏡を光らせて、コンラッドが微笑む。
「えぇ、そうです。奉仕です。ユーリが俺を気持ちよくしてください」
そういうと、ただ、彼はベットの上に悠々と腰を据える。
俺は、彼の無言の迫力に気圧されるように、コンラッドの前に跪く。
コンラッドの軍服のベルトを外し、ファスナーを下に降ろす。
ジジジ・・・と、ファスナーが下がる淫靡な音が部屋に響く。
たまらなく、恥ずかしい。羞恥で、身体が火照る。
俺は、コンラッドの固く屹立した物を、ためらいがちに咥える。たどたどしく舌を這わせながら。
「んっ・・・」
コンラッドは、俺の髪の毛を指先で弄びながら、優しく囁く。
「・・・・いいですよ・・・・ユーリ。でも、もっと・・・深く咥えられませんか?」
コンラッドの両手に頭を押さえつけられる。
その反動で、コンラッド自身を喉の奥深くまで咥え込んでしまう。そのまま、頭を揺すられる。息苦しさに涙が頬を伝う。
「んんっ・・・むぅ・・・んぅ・・・!!」
こんなに、ひどい仕打ちをされているというのに、快楽が一層膨らんでしまう。時に、甘く、時にひどく虐げられるコンラッドからの仕打ちに、俺はすっかり虜になってしまった。
にわかに、彼の手から力が抜けて、俺の口から、唾液に塗れた彼自身が緩やかに引き抜かれる。
強引に、彼に抱え上げられると、そのまま熱い杭を身体の奥に打ちこまれる。
「んああっ!!そ・・・んなっ!!」
座った状態で、下からコンラッドに突き上げられる。突然の鋭い刺激に、身体が軋む。
けれど、おれ自身の隆起したものが、コンラッドと俺の狭間で擦られて鋭い快感を生む。そのおかげで、俺は、痛みよりも強く狂おしい快感に身を投じられる。
「はっ・・・・可愛らしいですよ・・・・ユーリ」
きつく、突き上げられながら、コンラッドに愛でられる。俺は、リボンを、スカートを翻しながら、羞恥に震えて高みに昇りつめていく。
「あぁあああっ!!も、だめ・・・・っ!!」
コンラッドに、きつく抱きしめられながら、俺は絶頂を迎えた。
「くっ・・・!!」
コンラッドも、俺の中で果てる。
鬼畜なくせに、甘く優しい、眼鏡のコンラッドに、俺は身も心も侵食されていきそうだった。
第四話 裏面 =完
※第四話からの続きです。18歳以上推奨です。鬼畜と言っても緩めです。
結局、俺は今日もコンラッドから眼鏡を外すことに失敗した。
そして、あろうことか、眼鏡コンラッドと一晩過ごすことになってしまった。
夕食のとき、眼が合う度に、コンラッドが意味深な顔で微笑んできた。
俺は、そのたびにフォークとナイフを落としてしまった。
その都度、ヴォルフラムに『どうした?ユーリ、誰かと決闘したいのか?!』と心配された。そうだった、眞魔国では、ナイフを投げ捨てると決闘を申し込むという意味になるんだった。危ない、危ない。って、そもそも、眼鏡コンラッドのせいなんですけど!
俺は、そわそわしながら、お風呂を済ませて、自室で待機する。
「何で、俺がこんな乙女の気分を味わわなきゃいけないんだ~!」
ガチャ!
思わず叫んだところに、コンラッドが笑いながら入ってきた。なんか、タイミングが良すぎるんですけど。
「あははは・・・。ユーリは、乙女のように俺との逢瀬を待ち焦がれていたんですね、可愛らしい人だ」
コンラッドは、ウィンクしながらこちらに近づいてくる。そして、何やらリボンで包んだ包装紙を持っている事に気がついた。
「何?その包装紙?プレゼントか何か?」
すっと、眼を細めて俺を見つめるコンラッド。
「これが・・・・・欲しいですか?」
「えっ、嘘!貰えるの?!欲しい欲しい!!」
俺は、深く考えずに返事をしてしまう。途端に、コンラッドが魅惑的な表情を浮かべる。
や、やばい、俺、返事を間違えたかも。
悪い予感は、的中した。だんだん、勘が優れてきたかも・・・じゃなくて!!
その包装紙の中には、フリル満載の、女の子用のメイド服が入っていた。
「仕方が無いですね、そんなに欲しいんなら、それ、ユーリにあげますよ。さぁ、着てみてください」
コンラッドは、悠々とベッドの上に腰を下ろすと、腕を組み、俺に着るように催促する。
き、鬼畜すぎるよ、眼鏡コンラッド~。
俺は、動揺しながら、拒否する。
「ご、ごめん、コンラッド。ちょっと、無理」
すると、コンラッドは、俺の顎を掴んで上を向かせながら、意地悪く微笑む。
「いいんですよ、それならそれで、また真昼間から庭で貴方を襲いますから」
「わ、わかったよ~、着るよ、着ればいいんだろ~!!」
意を決して、着替え終わった俺を、眼鏡のコンラッドは上から下まで絡みつくような視線で眺める。
ミディ丈のワンピースメイド服。襟元には、黒く愛らしいリボンが装飾されている。その周りには、花柄のレースが上品に施されている。全体に黒を基調としているが、襟、エプロン、袖口部分だけが白く、際立つ。エプロンの白リボンが後ろで縛られて、黒のスカートに映える。
袖口カフスにも、リボンとレースが可憐に施されている。スカートは、緩やかなプリーツが入り込み可愛らしい印象を与える。裾にも、小花の可愛らしいレースが縫い付けてある。
膝までのハイソックスは、真っ白で、膝周りに華やかなレースが重ね付けしてある。
「とても、よくお似合いですよ、ユーリ」
俺は、恥ずかしくてコンラッドと目が合わせられない。
「そ、そんなこというなよな」
コンラッドは、素早く俺を抱き寄せると、甘く耳元で囁く。
「まるで、本物のメイドさんのようですよ。ユーリ」
コンラッドは、俺の首筋にキスを落としながら、器用に襟元のリボンをするり・・・と解いていく。
コンラッドの流れるような一連の動作に、俺はされるがままになってしまう。
「んっ・・・やめ・・・・!」
コンラッドが、口角を上げて、意地悪に俺に微笑む。
「メイドは、主人のすることには、大人しく従うものですよ?」
眼鏡コンラッドが、暴走してるよ。だれか、助けてー。
突如、コンラッドが俺の上に覆いかぶさり、俺を羽交い絞めにする。
すごい力・・・・・・少しも動けない。コンラッドって逞しいよな・・・・じゃなくて!!
彼の大きくて、形のいい手が俺のスカートの中に侵入してくる。素早く下着を取り去ると、俺の隆起しかけているものを掴み上げる。
くすり、といやらしく微笑みかけるコンラッド。
「もう、感じてきているんですね・・・・男の癖に、こんな女装をして、感じちゃうんですか?へぇ・・・ユーリは変態だったんですね」
言葉で攻められて、俺は、羞恥に震える。
そ、そんな、服を着せたのは誰だよ~!!
俺は、言葉に出したくても、なぜか言えない。ただ、涙目で彼を見上げるだけ。俺はすっかり、コンラッドに弄ばれていた。
彼は、そんな俺を見つめると、眼鏡越しの瞳をすっと細める。
そして、俺の繊細な部分を、急激に扱き上げる。
突然の刺激についていけない俺は、悲鳴を上げる。
「うぁあああっ!!あっ・・・ああっ!」
規則的でリズミカルな、コンラッドの手の動きに、俺はすっかり翻弄されてしまう。
為すすべもなく、ただただ、彼から与えられる刺激に没頭する。
俺は、メイド服を着せられた恥ずかしい格好のまま、絶頂を迎えようとしていた。
刹那のとき、コンラッドの手が俺自身から離される。
俺は、早く欲望を解放してしまいたくて、コンラッドを潤んだ瞳で見上げる。
「おや、どうしたのですか?ユーリ。何か言いたいことがあるなら、主人にお願いしてもいいのですよ?」
コンラッドは、悪戯な表情を浮かべて、俺の瞼にキスを落とす。
俺は、操られるように言葉を紡ぐ。
「あ・・・あの・・・・手を・・・止めないで・・・・下さい」
コンラッドは、小さい子に間違いを正すように、人差し指を立てて左右に降る。
「いけませんね、ユーリ。主人にお願いをするときは、敬称を最後につけないと、ね?」
俺は、早く解放されたい一心で、再度コンラッドにお願いする。
「お・・ねがい・・・・します・・・ご、ご主・・・・人・・・・・さまっ」
俺は、恥ずかしさに、かっ、と全身が熱く火照る。
「よく、できました、ユーリ」
コンラッドは、優しく微笑んで、俺の頭を撫でる。
コンラッドの熱い唇が俺の唇を吸い上げる。侵入してきた、熱い舌で口腔内を蹂躙される。
同時に、著しく反応している俺の敏感な部分を刺激する。彼の形のいい手が、緩急をつけた、リズミカルな動きで再び俺を快楽の淵へと追いやる。
一度、じらされて、辱めを受けたことで、再び与えられる快楽はより深くユーリの身体を痺れさせてしまう。
「ああぁ・・・・すごい・・・・コンラッド・・・・上手すぎ・・・・ああぁ、もう・・・・・だめっ・・・・!!」
俺は、快楽に意識を手放す。解放された、俺の欲望は白濁色の液体となって黒いメイド服を白く汚していた。
はぁ、はぁ、と肩で息をする俺を悪戯な表情で見下ろしながら、コンラッドが言う。
「せっかくの衣装が汚れてしまいましたよ、ユーリ。罰として、これから、私に奉仕してください」
うつろな瞳で、コンラッドを見上げる。
「ほ、奉仕・・・・?」
にこり、と眼鏡を光らせて、コンラッドが微笑む。
「えぇ、そうです。奉仕です。ユーリが俺を気持ちよくしてください」
そういうと、ただ、彼はベットの上に悠々と腰を据える。
俺は、彼の無言の迫力に気圧されるように、コンラッドの前に跪く。
コンラッドの軍服のベルトを外し、ファスナーを下に降ろす。
ジジジ・・・と、ファスナーが下がる淫靡な音が部屋に響く。
たまらなく、恥ずかしい。羞恥で、身体が火照る。
俺は、コンラッドの固く屹立した物を、ためらいがちに咥える。たどたどしく舌を這わせながら。
「んっ・・・」
コンラッドは、俺の髪の毛を指先で弄びながら、優しく囁く。
「・・・・いいですよ・・・・ユーリ。でも、もっと・・・深く咥えられませんか?」
コンラッドの両手に頭を押さえつけられる。
その反動で、コンラッド自身を喉の奥深くまで咥え込んでしまう。そのまま、頭を揺すられる。息苦しさに涙が頬を伝う。
「んんっ・・・むぅ・・・んぅ・・・!!」
こんなに、ひどい仕打ちをされているというのに、快楽が一層膨らんでしまう。時に、甘く、時にひどく虐げられるコンラッドからの仕打ちに、俺はすっかり虜になってしまった。
にわかに、彼の手から力が抜けて、俺の口から、唾液に塗れた彼自身が緩やかに引き抜かれる。
強引に、彼に抱え上げられると、そのまま熱い杭を身体の奥に打ちこまれる。
「んああっ!!そ・・・んなっ!!」
座った状態で、下からコンラッドに突き上げられる。突然の鋭い刺激に、身体が軋む。
けれど、おれ自身の隆起したものが、コンラッドと俺の狭間で擦られて鋭い快感を生む。そのおかげで、俺は、痛みよりも強く狂おしい快感に身を投じられる。
「はっ・・・・可愛らしいですよ・・・・ユーリ」
きつく、突き上げられながら、コンラッドに愛でられる。俺は、リボンを、スカートを翻しながら、羞恥に震えて高みに昇りつめていく。
「あぁあああっ!!も、だめ・・・・っ!!」
コンラッドに、きつく抱きしめられながら、俺は絶頂を迎えた。
「くっ・・・!!」
コンラッドも、俺の中で果てる。
鬼畜なくせに、甘く優しい、眼鏡のコンラッドに、俺は身も心も侵食されていきそうだった。
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