2009.4.22設置
『今日からマ王』メインです。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
第六話 コンラッドと同居??
※教師であり、恋人設定のコンラッドと、同居をするというお話です。
俺は、ショートホームルームが始まってもまだ心ここにあらず、だった。
隣から、ヴォルフラムがちょっかいをかけてくるが右から左へ抜けていく。
「おい、ユーリ。昼休みの前に保健室にお前を迎えに行ったのに、どうしていなかったんだ。ひどいじゃないか」
「え、あ、うん。ごめん」
心配そうに、ヴォルフラムが見つめてくる。
「お前・・・・・どうしたんだ。そんなにぼーっとして。ひょっとして、恋煩いか? 」
「ちょっ、な、なんでそうなるんだよ 」
ヴォルフラムの鋭い突っ込みに、動揺を隠し切れない俺。
ヴォルフラムの眉間に皺がよる。ばれてしまったらしい。ヴォルフラムって勘が鋭いんだよな。
「ユーリ、相手は誰だ?!正直に言え!! 」
ヴォルフラムが、場所などお構いなく俺を大声で攻め立てる。
すると、教壇からコンラッドがこちらに一瞥をくれる。
「フォンビーレフェルト君、渋谷君が困っていますよ。それに、今はショートホームルームの最中ですから、静かにしてもらえますか? 」
コンラッドが、ヴォルフラムをたしなめる。
それにしても、コンラッドってばびしっとスーツが決まってて、背が高くて・・・・。男の俺でも見惚れるよ。現に、このクラスの女子たちもうっとり眺めてるし。
コンラッドが俺の視線に気づく。ふと、俺に僅かに微笑みかける。俺にしか分からない程度に。
な、なんか、恋人同士のサインみたい・・・・。そうだ、俺たち恋人なんだった。
俺は、真っ赤になって俯く。ごめん、コンラッド、こんなふがいない恋人で。もっと、恋人らしくしてあげたいのに・・・・・・。
「渋谷君」
不意に、コンラッドから名前を呼ばれる。
「放課後、職員室に来てくれませんか。少し、手伝ってもらいたいことがありますので」
「あ、はいっ」
そして、放課後。ヴォルフラムに色々と問い詰められたけど、逃げるようにして職員室まで赴く。
「失礼します」
がらがらっと、ドアを引く。コンラッドの姿を見つけると駆けつける。
「コンラッド~! 」
他の教員から、視線が集まる。
「渋谷君、一応私はこれでも教師ですので先生ってつけてくださいね」
ふふと、優しく微笑んでコンラッドは言う。
「あ、そ、そっか。ごめん、コンラッド・・先生 」
うわ~、こんな呼び方、なんか新鮮。
ぽんぽん、と頭を撫でながらコンラッドは言う。
「もちろん、二人だけのときは、名前だけでいいですからね」
周りに聞こえないように、甘い声で囁かれる。
甘い雰囲気に早くも俺は圧倒されてしまう。
「と、ところで、コンラッド・・・・先生。用事って何・・・ですか? 」
周りに他の教師もいるので、敬語で話す。
「うん、これから一緒に俺のうちに帰ろうと思いましてね。 」
「えっ?」
突然のことばに、びっくりする。
「そういえば、今のあなたはご存じなかったですね。すみません,説明不足で。実は、今日からあなたのお母様とお父様が旅行にお出かけになるのです。そこで、お母様からお願いをされたのですよ。貴方を、私の家に泊めてもらえないか、とね」
コンラッドが、意味深な瞳でこちらを見つめてくる。
「えぇ、もちろん、承諾しましたよ。ですので、これから私が貴方の保護者です。よろしく」
「う、うん。よろしく・・・です」
こうして、俺たちはコンラッドの車で、コンラッドの家まで向かうことになった。
第六話 =完
※教師であり、恋人設定のコンラッドと、同居をするというお話です。
俺は、ショートホームルームが始まってもまだ心ここにあらず、だった。
隣から、ヴォルフラムがちょっかいをかけてくるが右から左へ抜けていく。
「おい、ユーリ。昼休みの前に保健室にお前を迎えに行ったのに、どうしていなかったんだ。ひどいじゃないか」
「え、あ、うん。ごめん」
心配そうに、ヴォルフラムが見つめてくる。
「お前・・・・・どうしたんだ。そんなにぼーっとして。ひょっとして、恋煩いか? 」
「ちょっ、な、なんでそうなるんだよ 」
ヴォルフラムの鋭い突っ込みに、動揺を隠し切れない俺。
ヴォルフラムの眉間に皺がよる。ばれてしまったらしい。ヴォルフラムって勘が鋭いんだよな。
「ユーリ、相手は誰だ?!正直に言え!! 」
ヴォルフラムが、場所などお構いなく俺を大声で攻め立てる。
すると、教壇からコンラッドがこちらに一瞥をくれる。
「フォンビーレフェルト君、渋谷君が困っていますよ。それに、今はショートホームルームの最中ですから、静かにしてもらえますか? 」
コンラッドが、ヴォルフラムをたしなめる。
それにしても、コンラッドってばびしっとスーツが決まってて、背が高くて・・・・。男の俺でも見惚れるよ。現に、このクラスの女子たちもうっとり眺めてるし。
コンラッドが俺の視線に気づく。ふと、俺に僅かに微笑みかける。俺にしか分からない程度に。
な、なんか、恋人同士のサインみたい・・・・。そうだ、俺たち恋人なんだった。
俺は、真っ赤になって俯く。ごめん、コンラッド、こんなふがいない恋人で。もっと、恋人らしくしてあげたいのに・・・・・・。
「渋谷君」
不意に、コンラッドから名前を呼ばれる。
「放課後、職員室に来てくれませんか。少し、手伝ってもらいたいことがありますので」
「あ、はいっ」
そして、放課後。ヴォルフラムに色々と問い詰められたけど、逃げるようにして職員室まで赴く。
「失礼します」
がらがらっと、ドアを引く。コンラッドの姿を見つけると駆けつける。
「コンラッド~! 」
他の教員から、視線が集まる。
「渋谷君、一応私はこれでも教師ですので先生ってつけてくださいね」
ふふと、優しく微笑んでコンラッドは言う。
「あ、そ、そっか。ごめん、コンラッド・・先生 」
うわ~、こんな呼び方、なんか新鮮。
ぽんぽん、と頭を撫でながらコンラッドは言う。
「もちろん、二人だけのときは、名前だけでいいですからね」
周りに聞こえないように、甘い声で囁かれる。
甘い雰囲気に早くも俺は圧倒されてしまう。
「と、ところで、コンラッド・・・・先生。用事って何・・・ですか? 」
周りに他の教師もいるので、敬語で話す。
「うん、これから一緒に俺のうちに帰ろうと思いましてね。 」
「えっ?」
突然のことばに、びっくりする。
「そういえば、今のあなたはご存じなかったですね。すみません,説明不足で。実は、今日からあなたのお母様とお父様が旅行にお出かけになるのです。そこで、お母様からお願いをされたのですよ。貴方を、私の家に泊めてもらえないか、とね」
コンラッドが、意味深な瞳でこちらを見つめてくる。
「えぇ、もちろん、承諾しましたよ。ですので、これから私が貴方の保護者です。よろしく」
「う、うん。よろしく・・・です」
こうして、俺たちはコンラッドの車で、コンラッドの家まで向かうことになった。
第六話 =完
PR
// この記事にコメントする //
カレンダー
04 | 2025/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
カテゴリー
最新CM
[05/01 ずきんちゃん]
[04/18 花菜]
[04/18 ずきんちゃん]
[03/03 ずきんちゃん]
[03/03 花菜]
最新記事
(06/03)
(05/26)
(10/24)
(10/20)
(07/20)
最新TB
プロフィール
HN:
ずきんちゃん
性別:
女性
趣味:
ひとりカラオケ カラオケ 旅
自己紹介:
とても気が弱く長いものに巻かれろ的な性格です。
ブログ内検索
最古記事
(04/21)
(04/21)
(04/23)
(04/23)
(04/24)
P R
カウンター
アクセス解析
忍者アナライズ