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※途中から、裏へ続きます。表も15禁な感じです。苦手な方は注意してください。またしても、眼鏡コンラッドに大変な目に遭わされてしまうユーリのお話です(汗
そんなんばっかりですみません。
最近では、俺は鬼畜になるという眼鏡をしているコンラッドに大分と慣れてきた。
いや、慣れてきたっていうか、慣らされたっていうか、すっかり翻弄されてるっていうか。
たまに、とんでもなく大変な目に遭わされるけど、それを除けば平気だった。
そう、それを除けば。
ただし、それが、とんでもなく凄まじい事なので、問題なんですが・・・・。
月光が差し込む寝室で俺は一人、眠りにつこうとしていた。
コンコン、とノックの音が、静かな室内に響く。
「失礼します、陛下」
そういうと、眼鏡をかけたコンラッドが部屋に入ってきた。
「陛下っていうなよ、名付け親」
「そうでした、すみません、ユーリ」
いつものやりとりをしながら、ゆっくりと、俺のもとへ歩み寄るコンラッド。風呂上りなのか、シャンプーのフローラルな香りがふわり、と俺の鼻腔をくすぐる。
ん?何だろう、このシャンプーの匂い、すごく甘くていい香りがする。匂いを嗅いでいるだけで、うっとりとして、目がとろんとしてしまう。
コンラッドが、俺の側へ来て、俺を胸の中にきつく抱きしめる。途端に、彼の髪から魅惑的な花の香りが妖しくただよう。甘く、低い声で囁くコンラッド。
「おやすみなさい、ユーリ」
何だろう、抱きしめられているだけなのに、全身がぞくり、と痺れる。身体中の熱が皮膚の表面に集まって、全身がピンク色に染まる。
コンラッドが、俺の唇にそっと触れ合わせるだけのキスを落とす。
いつもの、普通のおやすみなさい、のキス。
それだけなのに、俺の身体は、快感に打ち震える。
今まで、味わったことの無い、気分。激しい欲情。
彼から、抱きしめてキスされただけで、信じられないくらいの快感を感じる。
そっと、離される、彼の唇。
もっと、して。
俺は、ふいに浮かんだ自分の欲求に驚く。
けれど、なぜかそんな自分に歯止めが利かない。俺は、物欲しそうに、コンラッドの唇を見つめることを抑えられない。頬を紅色に染めながら。
「あれ、ユーリ。どうしたんですか、そんなに物欲しそうな瞳をして」
眼鏡を月光に反射させながら、妖しく目を細めるコンラッド。
ぞくりと鼓膜に響く彼の甘い声。それだけで、俺はさらに欲情してしまう。
裏へ続く。
入り口は下のほうです。
第五話続きです。18歳以上推奨です。
「コンラッド・・・・」
彼に、もっとキスして欲しい。
俺の顎を緩く掴むと、意地悪に唇の片端だけ上げて微笑む。
「さぁ、ユーリ。何か言いたいことがあるなら、早く言ってください。早くしないと、俺は帰ってしまいますよ」
「キス・・・・して」
俺は、すっかり熱に浮かされたように、つぶやく。
けれど、コンラッドは、キスしようとしてくれない。彼は、俺をベッドの上に座らせると、自身は少し離れた窓際に立ち止まる。
窓からは、満月の光が降り注ぎ、コンラッドの表情が逆光で見えづらくなる。そして、腕を組んで俺のことを見下ろす。
彼の顔が見えないせいで、彼にすっかり主導権を握られたような気分に陥る。
「ユーリ、本当に、キスだけでいいんですか?・・・・・本当は、もっとその先を望んでいるんじゃないんですか?」
低くいやらしい声で囁かれる。顔が見えない分、彼の美声がひときわ鼓膜を甘く震わす。
先程から、異常なほど欲情している俺は、彼からの言葉攻めにも更なる興奮を催してしまう。
「ん・・・・・」
身体に触れられてもいないのに、俺はまるでコンラッドに犯されているような錯覚に陥る。思わず、おかしな声が唇から漏れてしまう。
コンラッドは、相変わらず腕組みをしながら俺を見下ろしている。
「あれ、ユーリ?俺はまだ貴方に何もしていないんですよ、それなのに、そんな声をだして・・・・・。本当にいやらしい人ですね」
彼の低い声には、催淫作用があるのかもしれない。俺は暗闇に響く彼の甘い声に、身体の芯が痺れる。あふれ出す欲情に、呼吸が浅くなる。
「はぁ・・・・はぁ・・・・・・」
「ユーリ、そんなに、我慢できないんならここで自分でしてみてもいいんですよ」
頭上から響くコンラッドの甘い声が、またしても俺に追い討ちをかける。
それでも、俺は僅かにだけ残る理性との葛藤をする。
「っく・・・ぅ・・・・・はぁ・・・・・・」
「ユーリ、ほら、そんなに我慢してないで・・・・・・・・・楽になったらどうですか?」
コンラッドの囁くように、響く声。
俺の理性のタガはすっかり外されてしまった。
すでに、硬くなっている自身を自らの手で掴み上げ、上下させる。
「ふぅ・・・あ・・・あっ・・・!!」
得も言われぬ快感がほとばしる。こんなこと・・・・おかしい・・・・・。俺の身体はおかしくなってしまったのかもしれない。
「本当に、ユーリは淫乱ですね」
意地悪なコンラッドの声が頭上に響く。
コンラッドに、こんなはしたないところを見られている、と感じるだけでも、もう快感で身が蕩けそうになる。
身を捩じらせて、自らの手で与える刺激によがり狂う。
口端からは、だらしなく涎をたらして。
快楽だけに、全ての意識を集中する。
もう、何もかもをコンラッドに支配されてしまっている。
もう、彼には逆らえない。
彼から、抜け出せない。
部屋にたちこめる、妖艶な香り。
コンラッドのシャンプーの香り。
美香蘭の甘い罠。
第五話 =完
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