2009.4.22設置
『今日からマ王』メインです。
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第2話 眼鏡に映る君
※コンラッドが眼鏡をかけて鬼畜になってしまったことを知らないユーリに危機が迫るお話です(汗
コンラッド視点です。
眼鏡をかけてから、ずっと不可解な渇きが俺を苛む。
何だろう、この満たされない不快感は。ひどく心がざわめき、苛立ちがつのる。
何を求めているのかも分からず、ただただ苛立ちがつのる。
荒んだ気持ちのまま、俺は職務に戻る。城内の警備を続ける。すると、裏庭のひときわ大きな木の下にこじんまりとしたシルエットが見える。
そのシルエットは、俺に気がつくと大きく手を振って叫ぶ。
「お~い、コンラッド~!!ちょっとこっち来て~! 」
その声と、姿を認識したとき俺はどくんと大きく体が脈打つのが分かった。
瞬時に悟った。俺の渇きの原因ー、俺の求めていた、何かを。彼だ。彼が欲しかったんだ。嬉しくて、狂喜しそうだった。
しかし、態度には表さずに静かに彼に近寄る。まるで肉食動物が、草食動物を襲うかのごとく。
「あぁ、ユーリ。まだ、寝ていなかったんですね」
そっとユーリを背後から抱きしめる。ユーリのしなやかで華奢な体は抱き心地がいい。甘い、太陽の匂いがする。
「なに、コンラッド?俺、抱きしめなくても別に寒くないよ。それよりさぁ、眠れなくってさ。ちょっと、キャッチボールにつきあってくれない?」
「あなたの髪の毛は、甘い太陽の匂いがしますね。とてもいいにおいです」
柔らかい髪の毛を指で弄ぶ。ついでに、細い首筋にキスをする。
「んんっ?く、くすぐ・・・・・・たい。コンラッド?なんかいつもと違わない?」
「さぁ、どうでしょう。眼鏡をかけているからじゃないですか?」
「えっ?!うわ~、本当だ。コンラッドって眼鏡も似合うね。より一層クールに見えるよ」
まじまじと、俺の顔を見つめてくる。漆黒の大きな瞳を瞬かせながら。可愛らしいのを通り越して、虐めてみたい欲求がじりじりと湧き上がる。
「ねぇ、それよりコンラッド~。はやく、キャッチボールしよう?」
その声は、ひどく甘ったるく幼い。本人は、まるで意識していないだろうけれど。これでは、誘っているようなものだ。
今日は、無意識に誰にでもそんな甘えた声を出す貴方を躾け直してあげますよ。
「いいえ、ユーリ。今日は、もっと楽しいことをしましょう。では、まず貴方をお部屋にお連れいたします」
「え、何々?それって、おいしいの?わ~、なんかすごい楽しみ」
ふふ、相変わらず、貴方は無垢で純粋ですね。これから起こることなど微塵も想像していないに違いない。
「えぇ、それはそれは、甘く美味しいですよ」
ユーリに微笑みかける。あくまでも自然に。心の邪な部分を見せないように。
「わ~、コンラッド、すき~」
ユーリは、小さな子供のように大喜びする。全く、貴方という人は・・・・・・。なんて、純粋。壊してみたい。啼かせてみたい。貴方のすべてを支配したい。俺の真っ黒な欲望が荒れ狂う。
華奢なユーリを抱え上げると、俺の部屋を目指して歩く。眼鏡のズレを直しながら。
第二話 =完
※コンラッドが眼鏡をかけて鬼畜になってしまったことを知らないユーリに危機が迫るお話です(汗
コンラッド視点です。
眼鏡をかけてから、ずっと不可解な渇きが俺を苛む。
何だろう、この満たされない不快感は。ひどく心がざわめき、苛立ちがつのる。
何を求めているのかも分からず、ただただ苛立ちがつのる。
荒んだ気持ちのまま、俺は職務に戻る。城内の警備を続ける。すると、裏庭のひときわ大きな木の下にこじんまりとしたシルエットが見える。
そのシルエットは、俺に気がつくと大きく手を振って叫ぶ。
「お~い、コンラッド~!!ちょっとこっち来て~! 」
その声と、姿を認識したとき俺はどくんと大きく体が脈打つのが分かった。
瞬時に悟った。俺の渇きの原因ー、俺の求めていた、何かを。彼だ。彼が欲しかったんだ。嬉しくて、狂喜しそうだった。
しかし、態度には表さずに静かに彼に近寄る。まるで肉食動物が、草食動物を襲うかのごとく。
「あぁ、ユーリ。まだ、寝ていなかったんですね」
そっとユーリを背後から抱きしめる。ユーリのしなやかで華奢な体は抱き心地がいい。甘い、太陽の匂いがする。
「なに、コンラッド?俺、抱きしめなくても別に寒くないよ。それよりさぁ、眠れなくってさ。ちょっと、キャッチボールにつきあってくれない?」
「あなたの髪の毛は、甘い太陽の匂いがしますね。とてもいいにおいです」
柔らかい髪の毛を指で弄ぶ。ついでに、細い首筋にキスをする。
「んんっ?く、くすぐ・・・・・・たい。コンラッド?なんかいつもと違わない?」
「さぁ、どうでしょう。眼鏡をかけているからじゃないですか?」
「えっ?!うわ~、本当だ。コンラッドって眼鏡も似合うね。より一層クールに見えるよ」
まじまじと、俺の顔を見つめてくる。漆黒の大きな瞳を瞬かせながら。可愛らしいのを通り越して、虐めてみたい欲求がじりじりと湧き上がる。
「ねぇ、それよりコンラッド~。はやく、キャッチボールしよう?」
その声は、ひどく甘ったるく幼い。本人は、まるで意識していないだろうけれど。これでは、誘っているようなものだ。
今日は、無意識に誰にでもそんな甘えた声を出す貴方を躾け直してあげますよ。
「いいえ、ユーリ。今日は、もっと楽しいことをしましょう。では、まず貴方をお部屋にお連れいたします」
「え、何々?それって、おいしいの?わ~、なんかすごい楽しみ」
ふふ、相変わらず、貴方は無垢で純粋ですね。これから起こることなど微塵も想像していないに違いない。
「えぇ、それはそれは、甘く美味しいですよ」
ユーリに微笑みかける。あくまでも自然に。心の邪な部分を見せないように。
「わ~、コンラッド、すき~」
ユーリは、小さな子供のように大喜びする。全く、貴方という人は・・・・・・。なんて、純粋。壊してみたい。啼かせてみたい。貴方のすべてを支配したい。俺の真っ黒な欲望が荒れ狂う。
華奢なユーリを抱え上げると、俺の部屋を目指して歩く。眼鏡のズレを直しながら。
第二話 =完
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