2009.4.22設置
『今日からマ王』メインです。
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第十二話 最終話 真実の彼
「ん・・・・?」
眼を開けると、俺はなんとも奇妙な場所にいた。足元には一面の砂原。あとは、一面の暗闇が覆いつくしていた。
なんて、寂しい場所なんだろう。すごく脆くて今にも壊れてしまいそうな場所。だけど、俺はここをよく知ってる気がする。
ーー?!
「ユーリ!!貴方に会いたかったです」
背後から、抱きすくめられる。力強い腕。懐かしい声。もうずっと聞いていない彼の声。待ち焦がれた声。
「こ、コンラッド?!」
嘘、コンラッドが俺に話してる?!ずっと、あんたと話したかったんだ!!
いつものコンラッドより若干低い声が頭上から響く。
この声音は、眼鏡のコンラッドだ。
「ユーリ、わざわざこんな所にまで俺に会いに来てくれたんですか?」
「あぁ!!あんたを救うチャンスをくれるっていう男が来たんだよ。それで、そのチャンスにかけたんだけど、ああよかった!!あんたに会えて!!」
もうずっと、コンラッドと話していなかった俺は、足元の砂を踏みしめながら、嬉しくて勢いよく彼に向き直る。
けれど、彼は俺を見つめて顔をしかめる。
「ユーリ。貴方はどうしてそんなに無用心なんですか。それが、罠だったらどうしたんですか。全く、困った人だ」
そうだ、俺は全く罠とかそんなこと考えなかった。後先考えずに来たけど、本当に罠じゃなくて良かった!
よく考えれば、十分妖しい男だったもんな・・・・。
意地悪に片方の口角だけを上げて微笑む眼鏡の彼。
「何にせよ、貴方に会えたのですからよしとしますか」
彼はおもむろに、俺の顎を掴み上げ、性急に貪るような口付けを浴びせる。
裏へ続く
ヒント 右下 英語
「ん・・・・?」
眼を開けると、俺はなんとも奇妙な場所にいた。足元には一面の砂原。あとは、一面の暗闇が覆いつくしていた。
なんて、寂しい場所なんだろう。すごく脆くて今にも壊れてしまいそうな場所。だけど、俺はここをよく知ってる気がする。
ーー?!
「ユーリ!!貴方に会いたかったです」
背後から、抱きすくめられる。力強い腕。懐かしい声。もうずっと聞いていない彼の声。待ち焦がれた声。
「こ、コンラッド?!」
嘘、コンラッドが俺に話してる?!ずっと、あんたと話したかったんだ!!
いつものコンラッドより若干低い声が頭上から響く。
この声音は、眼鏡のコンラッドだ。
「ユーリ、わざわざこんな所にまで俺に会いに来てくれたんですか?」
「あぁ!!あんたを救うチャンスをくれるっていう男が来たんだよ。それで、そのチャンスにかけたんだけど、ああよかった!!あんたに会えて!!」
もうずっと、コンラッドと話していなかった俺は、足元の砂を踏みしめながら、嬉しくて勢いよく彼に向き直る。
けれど、彼は俺を見つめて顔をしかめる。
「ユーリ。貴方はどうしてそんなに無用心なんですか。それが、罠だったらどうしたんですか。全く、困った人だ」
そうだ、俺は全く罠とかそんなこと考えなかった。後先考えずに来たけど、本当に罠じゃなくて良かった!
よく考えれば、十分妖しい男だったもんな・・・・。
意地悪に片方の口角だけを上げて微笑む眼鏡の彼。
「何にせよ、貴方に会えたのですからよしとしますか」
彼はおもむろに、俺の顎を掴み上げ、性急に貪るような口付けを浴びせる。
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