2009.4.22設置
『今日からマ王』メインです。
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第四話 意地悪な眼鏡の彼
※掛けると、鬼畜になってしまうという禁断の眼鏡をなぜか掛け続けるコンラッド。そんなコンラッドの鬼畜な行動に、ユーリが翻弄され続けるお話です。
俺は、確かにあの日のちょっとばかり、いや、かなりきちゃってるコンラッドのことも大切なコンラッドだといった。確かに、そうだけど。
でも、でも、最近のコンラッドはあの眼鏡を掛け続けている。
どうやら、あの眼鏡をかけるとかなりの鬼畜な性格にかわるということは、俺にも分かる。
何やら、妖しい男にもらったのだとか。
そんな妖しいものを、かけるなよ・・・・。そんなに、ストレスが貯まっていたのか、コンラッド~~。
でも、このままでは血盟城の平和も危うい。眼鏡コンラッドと、大賢者村田の相性は最悪でいつも二人の周りには暗雲がたちこめている。
よし、今日こそは、俺がコンラッドに眼鏡を外すようにお願いしてみよう。いつも、惨敗しているのだけど・・・。
中庭を歩いているコンラッドの姿が目に入る。すらりと伸びた長身、陽光に反射して光る眼鏡が知性をかもし出す。でも、見惚れてる場合じゃないんだ。
「ちょっと、コンラッド、話があるんだけど~」
勇気を振り絞って、コンラッドに駆け寄る。俺は、落ちている石ころにつまづいて、身体のバランスを失う。まるで、これからよくないことが起きるような不吉な予感。
うわ、顔から地面にぶつかる!!
そう思った瞬間、俺の身体の下には硬い地面ではなくコンラッドがいた。さすが、コンラッド。俊敏な身のこなしには、いつも惚れ惚れしちゃうよ、本当。
「あ、ありがとうな、コンラッド」
「どういたしまして、ユーリ」
眼鏡の奥の瞳を妖しく細めてコンラッドは言う。な、なんて顔するんだよ。俺、また今日も眼鏡を外させることに失敗しそうな予感・・・・。
「うわ!!」
ぐらり・・と景色が瞬時に反転する。
コンラッドが、素早く俺を四肢の下に組み敷く。コンラッドの頭上には、太陽の陽射しが眩しく降りそそいでいる。眩しくて、俺は目を細める。
「んっ・・・!!」
その、一刹那にコンラッドは俺の唇を奪う。まるで、人目を気にする様子もなく大胆に、性急に。彼は、俺の唇を自身の唇ですっぽりと覆う。
彼の突然の行動に、俺は反撃する機会も与えられずにされるがままになってしまう。
「ちょ・・んんぅ・・・と、コンラッド・・はぁっ・・やめ・・ろ。・んうっ・・・」
こんな、昼間から庭でキスして人目についたらどうするんだよ!俺は、なんとかコンラッドの腕の中から逃げようと身をよじる。けれど、その度にいっそう強く抱きしめられて羽交い絞めにされてしまう。
「あれ、ユーリが物欲しそうな顔をして、俺に抱きついてきたんですよ。それなのに、あなたから逃げるんですか・・・・。いけない人だ」
コンラッドは、低く淫靡に響く声で俺の耳元で囁く。俺は、言葉で攻められて、ぞくりと全身が粟立つ。
僅かな俺の変化を見逃さなかったコンラッドは、俺の首筋に軽く噛み付く。
「やっ!!」
くすぐったさと、快感が混ざって、身体の奥がじんと痺れる。間髪を入れずにコンラッドが俺の制服の裾から手を入れる。衣服の中で、冷たいコンラッドの手がじかに俺の肌を撫で回す。コンラッドの巧みな手技に、翻弄される。
「はっ・・・やめ・・・て、コンラッド・・・・何でも言うこと・・・・っ。聞く・・・・から・・・」
ここが、いつ誰がくるかもわからない庭なのに、俺を辱め続けるコンラッド。何とか、赦してもらおうと必死で訴える。
ようやく、俺の願いを受け入れてくれたのか、衣服の中から手がそろりと抜かれる。ちらりと、彼を見やる。するとコンラッドは、ひどく淫らな表情を浮かべていた。胸騒ぎがする。
「今、何でもお願いを聞くといいましたね。では、今晩貴方の護衛役としてお部屋に一晩お伺いしますので」
彼は悪戯に微笑むと、衣服の乱れを直す。俺は呆然と彼を見つめていた。彼は、そんな俺の手を引っ張って立ち上がらせる。
すると、きつく胸の中に抱きしめられる。コンラッドは、身体の芯に響くような低く魅惑的な声で囁く。
「もちろん、どういう意味かわかりますよね?」
彼はふふ、とほくそ笑む。眼鏡が陽光を受けてキラリと光る。そして、颯爽と去っていく。まるで、何事も無かったかのように。
あぁ、またいつものパターンだ・・・・。惨敗!眼鏡コンラッドの『眼鏡を外させよう計画』は見事に打ち砕かれた。
第四話 =完
※掛けると、鬼畜になってしまうという禁断の眼鏡をなぜか掛け続けるコンラッド。そんなコンラッドの鬼畜な行動に、ユーリが翻弄され続けるお話です。
俺は、確かにあの日のちょっとばかり、いや、かなりきちゃってるコンラッドのことも大切なコンラッドだといった。確かに、そうだけど。
でも、でも、最近のコンラッドはあの眼鏡を掛け続けている。
どうやら、あの眼鏡をかけるとかなりの鬼畜な性格にかわるということは、俺にも分かる。
何やら、妖しい男にもらったのだとか。
そんな妖しいものを、かけるなよ・・・・。そんなに、ストレスが貯まっていたのか、コンラッド~~。
でも、このままでは血盟城の平和も危うい。眼鏡コンラッドと、大賢者村田の相性は最悪でいつも二人の周りには暗雲がたちこめている。
よし、今日こそは、俺がコンラッドに眼鏡を外すようにお願いしてみよう。いつも、惨敗しているのだけど・・・。
中庭を歩いているコンラッドの姿が目に入る。すらりと伸びた長身、陽光に反射して光る眼鏡が知性をかもし出す。でも、見惚れてる場合じゃないんだ。
「ちょっと、コンラッド、話があるんだけど~」
勇気を振り絞って、コンラッドに駆け寄る。俺は、落ちている石ころにつまづいて、身体のバランスを失う。まるで、これからよくないことが起きるような不吉な予感。
うわ、顔から地面にぶつかる!!
そう思った瞬間、俺の身体の下には硬い地面ではなくコンラッドがいた。さすが、コンラッド。俊敏な身のこなしには、いつも惚れ惚れしちゃうよ、本当。
「あ、ありがとうな、コンラッド」
「どういたしまして、ユーリ」
眼鏡の奥の瞳を妖しく細めてコンラッドは言う。な、なんて顔するんだよ。俺、また今日も眼鏡を外させることに失敗しそうな予感・・・・。
「うわ!!」
ぐらり・・と景色が瞬時に反転する。
コンラッドが、素早く俺を四肢の下に組み敷く。コンラッドの頭上には、太陽の陽射しが眩しく降りそそいでいる。眩しくて、俺は目を細める。
「んっ・・・!!」
その、一刹那にコンラッドは俺の唇を奪う。まるで、人目を気にする様子もなく大胆に、性急に。彼は、俺の唇を自身の唇ですっぽりと覆う。
彼の突然の行動に、俺は反撃する機会も与えられずにされるがままになってしまう。
「ちょ・・んんぅ・・・と、コンラッド・・はぁっ・・やめ・・ろ。・んうっ・・・」
こんな、昼間から庭でキスして人目についたらどうするんだよ!俺は、なんとかコンラッドの腕の中から逃げようと身をよじる。けれど、その度にいっそう強く抱きしめられて羽交い絞めにされてしまう。
「あれ、ユーリが物欲しそうな顔をして、俺に抱きついてきたんですよ。それなのに、あなたから逃げるんですか・・・・。いけない人だ」
コンラッドは、低く淫靡に響く声で俺の耳元で囁く。俺は、言葉で攻められて、ぞくりと全身が粟立つ。
僅かな俺の変化を見逃さなかったコンラッドは、俺の首筋に軽く噛み付く。
「やっ!!」
くすぐったさと、快感が混ざって、身体の奥がじんと痺れる。間髪を入れずにコンラッドが俺の制服の裾から手を入れる。衣服の中で、冷たいコンラッドの手がじかに俺の肌を撫で回す。コンラッドの巧みな手技に、翻弄される。
「はっ・・・やめ・・・て、コンラッド・・・・何でも言うこと・・・・っ。聞く・・・・から・・・」
ここが、いつ誰がくるかもわからない庭なのに、俺を辱め続けるコンラッド。何とか、赦してもらおうと必死で訴える。
ようやく、俺の願いを受け入れてくれたのか、衣服の中から手がそろりと抜かれる。ちらりと、彼を見やる。するとコンラッドは、ひどく淫らな表情を浮かべていた。胸騒ぎがする。
「今、何でもお願いを聞くといいましたね。では、今晩貴方の護衛役としてお部屋に一晩お伺いしますので」
彼は悪戯に微笑むと、衣服の乱れを直す。俺は呆然と彼を見つめていた。彼は、そんな俺の手を引っ張って立ち上がらせる。
すると、きつく胸の中に抱きしめられる。コンラッドは、身体の芯に響くような低く魅惑的な声で囁く。
「もちろん、どういう意味かわかりますよね?」
彼はふふ、とほくそ笑む。眼鏡が陽光を受けてキラリと光る。そして、颯爽と去っていく。まるで、何事も無かったかのように。
あぁ、またいつものパターンだ・・・・。惨敗!眼鏡コンラッドの『眼鏡を外させよう計画』は見事に打ち砕かれた。
第四話 =完
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