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第一話 担任教師は、コンラッド??
※アニシナの世紀の大発明により、3兄弟+ギュンターが高校生活をユーリと共に送ることになるパラレルです。
注意:本当に、申し訳ないです。このシリーズは、途中で(それも16話で更新が停滞しています(涙)
「や、い、いやだ~。アニシナさん、ちょ、ちょっとたんま~!!」
なぜだか嫌な夢をみたらしい。俺は、恐怖に冷や汗をびっしりかいて、叫びながら目が覚めた。
ん?なんだこの美青年のドアップは?瞳には、銀の星が散ってて、まるでハリウッドスターみたいな・・・
「って、コンラッド!!びっくりした~。あれ・・?」
コンラッドといえば、いつもは精悍な軍服を着込んでいる。なのに、今日は、スーツを着ている。
白のワイシャツに、ダークグレーのスーツ。ネクタイは、ワインレッド色。
第2ボタンまであけられたワイシャツから、鎖骨がうっすらと覗く。相変わらず、地球の服も似合うよな。
「コンラッド、地球に来てたんだ?ってええ~?嘘、一緒に水に落ちた記憶ないんだけどな。おかしい。おかしいな?」
刹那、ふわりと形のいい手が頭の上に下りてくる。やさしく髪を指で撫ぜながらコンラッドは言う。
「渋谷君。授業中にいきなり叫んで、どうしたんですか?それに、なにやらおかしなことも言ってましたね?体調が悪いようでしたら、私が保健室までお連れしますよ。」
涼やかな笑顔で、コンラッドが笑う。それにしてもなんて呼び方だよ・・・。授業とか保健室とかそんな単語がコンラッドから聞かされるなんてもうカオスだし。
「コンラッド!授業を中断してまでユーリを保健室に連れて行くのは一教師としておかしいぞ!僕がユーリを保健室に連れて行く!!」
突如、俺の思考をさえぎってハッスルした声の主を見やる。ってヴォルフラム!!
あぁ~、なんか。なんか今、考えたくないひとつの真実がみえたよ。
さっきの悪夢が、鮮明に思い出された。俺は、アニシナさんに例のごとく発明品の『もにたぁ』にされた。
その名も、『これであなたも異次元に!魔道装置パラレルパラソル君1号機』。その傘らしきものの下に入って(入らされて)柄の部分のスイッチを押した(押された)んだった。
そして、それは悪夢なんかじゃなくれっきとした現実だったってこと。そして、今のこのめちゃくちゃな状況は、まさしく魔道装置のたまものってやつだよ。
あ~~~~~。意識が遠くなりかけながら、俺は強引にヴォルフラムに保健室まで引っ張られていった。
一話完了=
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